配車差別とは
どのドライバーさんにどこにどんな順番で配送に行ってもらうかを指示することを「配車」と呼びます。
配車差別とは、その配車が不公平ということです。
配送先により、待機時間が長い、とか、大変な作業を依頼される、深夜・早朝に行かなければならないなどの差があります。
また、ドライバーさんは時間や距離、運んだ荷物など成果報酬で働いていることも多いので、稼げるルート、稼げないルートというものが存在します。つまり、良いルート・悪いルートが存在してしまいますが、配車係があるドライバーさんには良いルートばかり割り当て、あるドライバーさんには悪いルートばかりを割り当ててしまうこと、それが配車差別です。
多くの配送会社さんが悩んでいる問題
配送会社さんの話を聞くと、この不満というのは多くの配送会社さんに存在します。
「配車係と仲良くなっておかないと、いいルートを割り当ててもらえない。」
「配車係の配車が不公平だという不満がある。」
そんな話をよくお聞きします。
単純に差別がある場合もありますが、一生懸命公平にしようと配車係さんがやっていても不満が出る場合もあります。ドライバーさんに公平に見える見せ方も必要でしょう。また、ドライバーさんのスキルにより配送ルートが変わってくるのも当然、という場合もあるでしょう。
以下ではそんな現場の問題を解決する方法をいくつかご紹介します。
配車差別をなくす、配車差別とドライバーさんに受け取られない方法
配送ルートをドライバーさんに均等に割り振る
配送ルートの時間・距離を割り出し、一度全部を足し算して、それをドライバーさんの数で割ってみてください。その時間・距離を目安に、全ドライバーさんにルートが割り振られるようにしてみましょう。
件数で報酬を出している、などの場合は、件数をまず一覧にし、ドライバーさんの数で割って、その件数になるべくなるように、配送ルートを調整しましょう。
配車係をドライバーさんの中から交代でやる
これは弊社のあるお客様が行っていた対策です。配車係をドライバーさんの中から交代で行えば、不公平がなくなる、ということです。
一発で配送ルートを公平にする方法
上記で対策を書きましたが、とはいえ
「ただでさえ配送ルートを考えることは難しい。それぞれのルートにかかる時間も正確にわからないので、均等にするなんて無理だよ。」
「どうやったって、文句を言ってくるドライバーがいる。」
という場合もあると思います。
そういう場合は、配送計画作成システムの導入を検討してみてください。
ODIN 配送計画では、ドライバーさんごとのルートが不公平にならないように、均等に配送ルートを作成する機能があります。
システムが時間を配分するので、配車係さんの手間が増えることもありません。
簡単に全配送予定を全ドライバーさんが見ることができる方法
「配送が多いので、ホワイトボードに書いておくなんて無理」
「配車表を作るのが面倒。配送先の変更や追加があった場合にはさらに面倒」
そういう問題もあります。
ただ、一覧で見ることは、透明性・公平性を高めるので、必要な作業でしょう。
ODIN 配送計画では、全ドライバーさんのルートを一覧で見る「配車表」という機能があります。
各ドライバーさんの配送予定の時間・距離が数字や表で出ますし地図上に表示もできるので、誰でも不公平なのかどうかが一目でわかりやすいです。
この配車表を印刷して貼っておく、大型のモニターで表示するなどすれば、誰でも差別があるかどうかわかりやすいでしょう。
ドラッグアンドドロップで入れ替えができるので、変更も簡単です。
突然発生する配送先に関しても、誰が行けば一番早いか ということをコンピューターが瞬時に計算できるので、公平にルートの編集ができます。
コンピューターが行うことであれば、不公平とは中々言えないものです。
ドライバーさんのスキル・経験に差があるので、配車もそれに合わせて変えるのは当然という場合
ドライバーさんのスキル・経験などにより、実際に配送に出てみると、実績に差がつくのは当然です。
しかし、
「Aさんは一日に多くの配送先を回れるので、Aさんに多くの配送を任せている。」
と口だけで言っていると、BさんにはAさんの働きぶりがわからないことが多いのでひいきしている、などの不満が起こりかねません。
そんな場合、ODIN 配送計画にプラスで、スマホのGPSを使い配送実績を取得する機能をつけることができます。
そうすると、結果配車の後、実際に走ってどうだったのか、が赤裸々にわかります。
それを証拠に
「Aさんは一日に多くの配送先を回れるので、Aさんに多くの配送を任せている。」
とBさんに話せば、もしAさんとBさんの配車が違っていても、Bさんの納得感が違うでしょう。
少し話はそれますが、配送をしている会社さんでよくある不満の一つが
「あの人はさぼっているのに、バレていない。私はがんばっているのに評価されない。」
というものです。
それも、実際走ってどうだったのかの記録が取れれば、実はさぼっていると思われていた人が頑張っていたり、その逆などが手に取るようにわかります。
会社の評価が公正かつ透明に行えます。
ハラスメントやコンプライアンス順守に心を配らなければいけない昨今です。
ドライバーさんと配車担当者さんの無駄なストレスは、できればないほうがいいですよね。
ODIN 配送計画は2週間無料で今すぐお試しができます。
まずはお試ししてみては如何でしょうか?